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蒼天高く翔けらんと › 2007年01月30日

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2007年01月30日

ワンダージャパンって知ってる?


今日注文してた雑誌が届いた。
その名も「ワンダージャパン」。
日本の「不思議」→「マニアック」なものを特集している雑誌なんだけど
最新号の特集は「軍艦島」ということで買ってしまいました。
1ページ1ページ食い入るように読んでしまった。

軍艦島って知ってますか?
長崎県にある端島っていう島です。その姿形が軍艦土佐に似ていることから
軍艦島って呼ばれ始めたそうです。
この島は炭坑の島で、面積は6haしかない非常に小さな島です。
そこに炭坑最盛時には5000人以上の人が住んでいて、
世界一の人口密度でした。
狭い島で多くの人が住むにはどうするか?
横に広がれないから縦に広がるしかないですね。
そうです。高層住宅化です。
軍艦島には日本最古の鉄筋コンクリートマンションがあります。
大正、昭和に数多くの高層マンション、学校などが造られました。
その島には映画館、居酒屋、パチンコ屋、理髪店、郵便局、病院と
生活するには全てのものが揃っており、一大都市でした。
だがしかし、エネルギー政策方向転換のため1974年に閉坑し、
その4ヶ月後には無人島になってしまいました。
その後長い年月の間に台風や荒波にもまれ続け現在では朽ち果てた
姿を見せてくれるのみです。

実は私、「エセ」廃墟マニアです。
廃墟といっても「民家廃墟」「病院廃墟」はあまり好きではなく、
炭坑、鉱山、工場廃墟などの方が好きなマニアです。
でも最近はあまり行ってない。というのは一緒に行く人がいないから。
好きでもやっぱり「ひとり」はこわい。
でも今年会社に入ってきた新人も同じ趣味なんでどっかに行こうとは思う。

周りの人には「何がいいの?」って不思議がられます。
理由はただ単に「美しい」と感じてしまう脳を持つ人間だから、に過ぎません。
青い空の下、窓のない窓枠から入ってくる風に包まれながら、
緑に覆われた孤立した壁を見ると恍惚としてしまう、のです。
私も「軍艦島」にはまってしまった一人です。
何回かおじゃまさせてもらいました。
その圧倒的存在感と、朽ちていく寂しさに感動を覚えてしまったのです。
また行きたいと思うのですが、どうも現在では難しいようです。
昔栄えてた頃の写真集を見ると、人が大勢いるあの時代に行ってみたかった
そう思うのです。  


Posted by KOB at 02:00Comments(0)その他