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蒼天高く翔けらんと › 2008年06月29日

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2008年06月29日

エジプト日記-アスワン~アブシンベル編-4日目

さて、旅行も4日目になり終盤戦となってきました。
この日は朝3時半に出発してアブシンベル神殿へ向かいました。
まだ外は真っ暗です。モスクも暗闇の中輝いてます。

いっぱいバスが並んでるのがわかるようにまたまたコンボイの先導で行きます。
なぜ、こんなに朝早いのかというと・・・
アブシンベルまで3時間かかること、と
あまりに暑すぎて、朝見学しないとやってられないから、です。
さて出発してしばらくしたら爆睡です。当たり前です。

で、アブシンベルに到着する頃には朝日が昇ってきました!


キレイですねえ!思わず月の砂漠を口ずさんでしまいました。月じゃないけど。
砂漠に昇る朝日、最高です!

で、アブシンベル神殿です。ここはもうエジプトとスーダンの国境近く。
いやあ遠いところまで来てしまいました。
まず、アブシンベル大神殿です。

ここでは大きな像が4体見えますが、全部ラムセス2世です。
ラムセス2世がヌビア人にエジプトの驚異を示すために造ったと言われますが
全部ラムセス2世。自分大好き王様ですね。
しかも左から20代、30代、40代、50代のラムセス2世らしいです。
たしかにちょいこちょこ顔が違う!
神殿の中は撮影禁止だったので写真がないんですが、
中のレリーフはそれはそれは見事でした。
レリーフもこう何日か見てますと、いろいろ教わってどういう意味の
レリーフかわかるものも出てきて楽しい。

次に小神殿です。
これは奥さんのネフェルタリの神殿なんですが、ここでもナルシストです。

この神殿にはおおきな像が6体ありますが、
左からラムセス2世、ネフェルタリ、ラムセス2世、ラムセス2世、ネフェルタリ、ラムセス2世です。
奥さんは2体なのに自分は4体。見事なナルシストです。
こちらも中のレリーフは見事でした。

アブシンベル神殿は、当初ナセル湖(アスワンハイダム湛水湖)
に沈む予定だったらしいです。
それをユニセフが遺跡を保存しようとして、移築させることが決定しました。
世界の頭脳を集約し、遺跡を千数百個のブロックに区分して
現在の地に移動させたそうです。移動開始から移動終了まで、5年間!
そういう方たちの努力により、今、これが見られるわけです。
ありがたや、ありがたや。

アブシンベル神殿を見た後は一度アスワンに帰り、イシス神殿を見に行きました。
この辺はもう、ちょっと疲れてましたね。朝早かったから。
で、イシス神殿。

イシス神殿は古代ローマ時代の建造物です。それ以外はよくわかりません。
ちなみに右は臼です。こんなでかい臼を使ってなにを擂ったんでしょうかねえ?

で、イシス神殿を見た後、私的には大変重要な交通手段「列車」搭乗です!
今回、カイロにあまりいる時間がなく、海外地下鉄マニアとしては
カイロの地下鉄に乗りたかったんですが、どうも無理っぽかったので
この列車搭乗は楽しみにしておりました。列車はアスワン~ギザです。
ほぼエジプト国内を南から北へと縦断です。
まず、アスワン駅!

アラビア語は残念ながら読めませんが(数字は読めるようになった)
英語は読めます。右は切符売り場。切符を買うわけでもなさそうなのに
大量に人がたむろしてます。で、列車はこれ!中はこう!

列車、外見は超汚いっす。でも中に入ってみれば・・・意外と豪華。
これ、1st class車両のようです。そう車内に書いておりました。
1両に車掌が1名いまして、何もかもやってくれます。
ビール持ってきてくれます。飯持ってきてくれます。

ビールはルクソールビール。ここで初めて飲んだのですが、意外と旨い!
飯もまあまあ。飛行機の機内食よりはマシです。
あと、列車のトイレが意外とキレイ。
でも駅に停まってるときはトイレ使うなと言われました。
なぜかというと垂れ流しだから、駅ですると駅がくさくなっちゃうから。
昔の日本のようですねえ。もう日本では考えられません。
で、車窓の旅をしながら2段ベッドでゆらゆら揺れていると、いつの間にか寝てました。

さあ、明日はとうとうギザに到着です。クライマックスです!

つづく

下はイシス神殿内のレリーフ。
  


Posted by KOB at 01:39Comments(0)りょこう