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蒼天高く翔けらんと › 2008年10月17日

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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2008年10月17日

出ましたね~


先日ふら~っと本屋に立ち寄ったところ、こんな本がありました。
丸山茂徳著/地球温暖化対策が日本を滅ぼす/PHP研究所
おおー!ついに出たかあと思い購入。しかも全地球史解読と
プルームテクトニクス提唱者の丸山先生だから期待大。
わくわくしながら読みました。
面白かった!
学術的な部分は非常にわかりやすく、図も多く見やすく、素人にも理解できる。
私も、地球温暖化CO2犯人説には大いなる疑問を持ってました。
歴史的にも、今現在が気温上昇期ってのはわかってたし。CO2だけでは
そんなに温暖化は進まないこともわかってた。
でもねえ、JGL(Japan Geoscience Letters)のねえ2007年2月号にIPCCの
第4次報告が載ったんだよねえ。ちょっとショックだった。え~!って感じ。
この時点でかなり揺らぎました。本当なのかと。
でもこの本読んでやっぱりCO2犯人説はウソだと確信できました。
IPCCのデータの不確実性なども理解できました。
しかも丸山先生曰く、寒冷化に向かっているようです。
2035年には21世紀の最低気温を記録するだろうと言ってます。
まあ、これに関してはあくまで丸山理論であり、そんなに詳しい論述も
この本には載っているわけではないので、この辺は専門誌や論文を
読まんと何とも言えませんがね。
またCO2犯人説EU陰謀説も面白かった。ちょっと飛躍しすぎかなとも思うが
こういうことがあっても全然不思議ではないと思える。
それと、中国の王朝交代と寒冷化の時期が一致しているなど新しい知見が
得られて良かった。これに関しても他の証拠がないから何とも言えんけど
一致してるのは事実だしね。興味深い事項です。
でも2050年で人口増加は頭打ち、それ以降急激に減少、減少理由は
資源争奪戦争で8000人/日が殺されて、人口が急激に減少、30~40億に収束
ってのは恐ろしい。身の毛がよだちます。
こうならないことを祈るが、1970年代に出版された「成長の限界」の予測が
全くその通りに現代になっていることを考えると、無理なのかもなあと。
未来がこわいですな・・・

まあ興味がある人は読んでみてくだされ。「トンデモ本」ではないです。  


Posted by KOB at 13:32Comments(3)ほん