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蒼天高く翔けらんと › 2011年09月14日

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2011年09月14日

9.11と3.11と最近の思うところ



2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ事件からはや10年です。
その日私は沖縄の名護にいました。仕事が終わって一杯やって、帰ってきて
テレビをつけたらビルに飛行機がつっこんでる。何の映画かなあ、と思いながら
見てるとどうもアナウンサーが尋常じゃない。しかも2機目がつっこんだ。
あれ、なんだこれ、待てよおい!うそだろ!と思いながら真実みが全くない。
でもブラウン管に映るのは事実。
ああ、また戦争が始まる・・・これが一番最初に思ったことだった。
日本が巻き込まれなければと正直思った。と同時にアメリカってやっぱり
恨んでいる人たちがいるんだなあとも思った。
正直このころのアメリカの世界の警察官ぶった正義感は自分は大嫌いでした。
だからアメリカを憎む国、民族も当然いるんだろうなということは思ってました。
しかし、このような実力報復は予想していなかった。衝撃だった。
というかこのような方法しか超大国アメリカに対してインパクトが
与えられないと考えたのではないかという考えもよぎっていました。
だけどそれと引き替えの大量の犠牲者。許されるわけがありません。
ここからアメリカ世論はアフガン戦争、イラク戦争に向かいます。
予想通り、戦争が起きてしまいました。幸い日本は巻き込まれませんでしたが。
一度に家族を失い、未来を失った。3000人の人が数時間で消えた。
いたましすぎる。テロは卑劣だ。このような悲しい出来事が起こってはならない。

事件の晩、テレビでテロを見るということに衝撃を受け、寝るにに寝られず、
ほぼ徹夜状態で福岡に帰るため那覇空港に向かったのを覚えています。
途中米軍基地の前を過ぎるのですが、前日とうってかわってすごい数の衛兵が
門の前をガードしている。一部通行止めになっている。
那覇空港は超厳戒態勢。荷物チェック等が非常に念入りに行われていた。
一晩で世界を変えた。これもテロだ。

そして、9.11は東北地方太平洋沖地震から半年です。
この日は私は岐阜の山奥にいました。現場で仕事してました。
午後3時過ぎ、じゃあ休憩!ってことで作業員が車までタバコを吸いに下りて
しばらくしたら、なんか大声で叫んでる。
なんだあ、どしたあ、と聞いたら、どうも地震が起こったらしいぞという話だった。
みんな車に戻りラジオを聞いてみると東北で大地震が発生したそうだ。
このときM7.9。私の家族親戚は関東、北陸、東北にいますので必死に連絡をしてみたが
もちろん繋がらない。電話はダメだメールだということでメールをして何人か
連絡が取れた。家族も大体が無事であること確認した。
とりあえず横浜に帰らなければと思って車で名古屋に向かう。
ラジオからは津波がすごいと言っている。運転しながら新幹線は今日はダメだろう
と思い、名古屋支店に電話をしてホテルを確保してもらった。
名古屋に着きレンタカーを返し、新幹線どう?と聞くとやはり動いてない。
ホテルに入ってテレビをつけた。なんじゃこりゃ!
津波のとてつもなさに衝撃を受けた。信じられなかった。ショックで泣くこともできない。
もう絶望感しかなかった。そしてもうひとつ、最悪の絶望感が襲う。
福島第一原発事故。もう最悪だ。放射能がばらまかれた。
メルトダウンなんかするわけがない、構造的にチェルノブイリとは違う。
テレビでは有識者という人がそう言う。おいらももちろんそうだと思ってた。
だから地震の4日後の3/15、もっとも関東に放射能が降り注いだと言われる日、
新横浜の駅で大きなスーツケースを持った大量の人が大阪方面に向かうため
駅は大混雑だった。こいつら避難するのか、そうなのか、本当はどうなんだ、
大丈夫なのか福島は。でもメルトダウンはないと言ってるし、まだ大丈夫だ。
と、自分に言い聞かせた、今思えばこれらの人は勝ち組だ。
で、4月から長野に来た。これまで新たな事実がたくさんわかった。
今回の地震も想定外、津波も想定外、だからこれらは天災。馬鹿言うなよ。
明治三陸地震、昭和三陸地震でも30m級の津波は経験している。
しかも三陸沖は地震地帯。これはもはや想定外ではない。
しかも津波の可能性の報告も東電は受けていたことが発覚。人災である。
で、半年経った。何をやってるんだろう政府は。
なぜ東電に東京地検は家宅捜査に入らないのか。なんでだ。
人はまだ死んでいないが、土地は死んでる。自殺者も出てる。
世の中もおかしくなってきた。がんばろう東北、福島の野菜を食べよう!
福島の野菜を給食に出そう!福島の野菜を食べて東北を応援しよう!
というかなり間違った応援の仕方が回り巡っている。
そんで東北の放射能付き震災がれきを各自治体が受け入れている。
なぜこんなことになったのか。政府が明確なビジョンを示さないからだ。
東北の農家は作った野菜を売る。一方では毒を作っていると言われる。
情報弱者のじいさんばあさんは学者が大丈夫って言ったから大丈夫だと言う。
大丈夫というのは直ちに健康に被害がないと言っているだけ。
将来的には誰もわからない。だって経験がないから。日本は巨大な実験場と化している。
福島の農家が放射能まみれの野菜を作り、それを積極的に仕入れて給食に出す
県が出てきた。子供に食わせるのだ、この危険かもしれない食材を。
どうしてこうなるのだ。国がきちんと農家の補償を行い、農家が野菜を
作らなければ、流通することもなく、安全であろう西日本の野菜で暮らせば
良いではないか。今福島で野菜を作れば売れるのだ。安いから。
どこにでもそういう輩はいるんだ。安いから仕入れるそしてわからないように売る。
だから根本で止めなきゃダメなんだ。なんでそれがわからないんだろう。
国家は全力でそれをしなければダメだ。放射能を全国に拡散してどうする。
震災がれきも同じだ。1箇所に集中してとどめておかなければダメだ。
間違った応援、それはこれからの日本に災難となるということをわかるべきだ。
でもしばらくは続くんだろう。福岡市長の高島宗一郎は給食に出すと言い始めた。
原発の見直しは国に従う、基準値も国に従う。横浜市長は放射能まみれの
消却灰を海に投棄するようだ。信じられないことが起こっている。
どこに行っても逃げ場はないのか日本には。
全国にばらまく、病気と放射能の因果関係をあやふやにする、補償する証拠を
わかりにくくする、もうそういう風にしようとしているとしか考えられない。
これからは試練である。全国民試練の日々が続きます。
あなたの身とあなたの子供の身を守るのは、今現在は、あなたしかいないのだ。

長くなっちまいました。乱文多謝です。写真はうちでとれたゴーヤ。
私は長野の土は信じてます。  


Posted by KOB at 00:35Comments(2)その他