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蒼天高く翔けらんと › 2017年01月17日

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2017年01月17日

八幡の藪知らず

えー日曜日に、昔から一度行ってみたかった八幡の藪知らずに行ってきました。
都営新宿線の本八幡で地下鉄を降りて普通の道を歩いていきます。
普通の住宅街というか街中というか、そんでしばらく行くと結構遠くから
森が見えます。街中に突如現れる森です。すごい異空間感がします。
すぐそばの歩道橋から撮影。十間四方(18m×18m)の不思議な空間。

森を道路反対側から撮影します。真ん中に小さな神社があります。

竹がすごいです。もともとは雑木林だったそうですが、成長の速い竹に
駆逐されてしまって、竹林になったようです。

神社は鳥居に不知森神社と書かれています。すぐ近くの下総国総鎮守の
葛飾八幡宮の分社のようです。

中には不知八幡森の石碑があります。

竹林は人が入れないので整備されていません。すごく歩きにくそう。

市川市教育委員会の説明板があります。

説明板があるとこういうことだそうです。
どうも昔から一度入ったら出てこられないところ、入れば必ず祟りがあると
恐れられたところとして地誌や紀行文に多く書かれているそうで、全国的に
知られたようです。
入っていけない理由については複数の説があるらしく、
 ・最初に八幡宮を勧請した旧地である。
 ・日本武尊が陣所とされた跡である。
 ・貴人の古墳の跡である。
 ・平将門平定の折、平貞盛が八門遁甲の陣を敷き死門の一角を残したので
  この地に入ると必ず祟りがある。
 ・平将門の家臣六人が、この地で泥人形になった。
などがあるようです。また水戸光圀公が藪に入って神の怒りに触れたという
話があって、のちに錦絵となって広まったようです。
今では入ってはいけない本当の理由は忘れ去られているようです。
またほかの理由として、藪知らずが「放生池」の跡地であったからではないか
とも考えられているようです。古代から八幡宮の行事に「放生会」があり、放生会
には生きた魚を放すため、池や森が必要でその場所を放生池と呼んだそうです。
藪知らずの中央は凹んでいるようで、放生池の可能性が十分に考えられる
そうです。市川市教育委員会、ありがとうございました。

それにしても不思議な空間です。本当に異空間です。
あとですね、こんだけ狭いのに禁足地なんでね、絶対だれか侵入しているやろと
思ってネットで調べるんですが、いくら探しても入った証拠を持っている人が
いないんです。入ったことあるよと書いている人で入っている写真があることは
ないです。不思議ですよね。なんでいないのか。その理由は2つ。
本当に入った人がいないのか、入ってしまうと出てこられなくなるのでネットに
書き込むことができないか。怖いですねえ。
知恵袋に面白い話が載っています。興味深いですね。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1321946333

いやあ凄いもの見た!という感じです。来てよかった。  


Posted by KOB at 00:47Comments(0)奇妙な風景