2017年03月23日
ねずさんと語る古事記 壱
ねずさんと語る古事記 壱、とりあえず読み終わりました。
古事記は上中下の三巻で書かれており、ねずさんと語る古事記は天地開闢から
神武天皇までの部分を書いておられまして、「壱」は天照大御神と月読命、
建速須佐之男命の三貴神誕生までです。
いやー凄かったです。一気に読みました。
いろんな人の古事記解説本を読んでいるんですが、私は私でそのファンタジーな
内容についても面白いと感じていて、ねずさんの古事記はどうなんだろうと思いながら
読んだんですが、これが全く違う。原文の一文字一文字の意味を読み取り
今までの古事記ではさらっと流していたところをこういう意味があるんだとか、
もっと大切な意味があるんだとか、あと私も時間感覚がかなりあやふやだよねと
思っていたのですが、時間のとらえ方とか古事記がいかに簡略化して示しているとか
もう目からウロコのことばかりで、ただただ感動してます。
まあ全部が全部ねずさんのおっしゃることが本当だとは思わないけれども、ちゃんと
流れができ、筋もちゃんと通っててその時代背景が想像できて、なるほどと言わせる。
神様の名前をじっくり読んで続けるとちゃんと意味のあることを示しているというのは
本当にびっくりしました。ただの羅列ではないのだなあと感動しました。
この本は【原文】【読み下し文】【現代語訳】【解説】となっていて最初だから原文や
読み下し文はささっと見て現代語訳・解説をじっくり読んだんですが、次は原文・
読み下し文をじっくり読み直したいと思います。何度も読んで頭にたたき入れたい。
「弐」「参」が楽しみです。
Posted by KOB at 01:35│Comments(0)
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