蒼天高く翔けらんと

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今日、地下鉄南北線に乗ろうとホームで待っていたら
制服を着て帽子をかぶったかわいい小学生の男の子が立っていました。四角い箱を持って。
その四角い箱は15cm×20cm×5cmくらいでフタがありませんでした。
でなんか、草がいっぱい入っている。なにが入ってるんだ？と思ってちょっと目をこらして見ると
箱の中には芋虫(アゲハチョウの幼虫)がごろごろ、10匹くらい。まるまる太ったのが。
ちょっとびっくりした。そのあと、おおーっとニヤけてしまった。
でもいいのかな、フタがないその芋虫がいっぱい入った箱を手に抱えたまま地下鉄に乗って。
地下鉄がやって来てその小学生は気にせず乗っていきました。
ドアのところに立っていた兄ちゃんも最初見つけてぎょっとしてたけどそのあとニヤニヤしてました。
その小学生は隣の車両に移りたいのか車両の中をずんずん進んでいきますが
何を持っているのかわかった男の乗客はニヤニヤしてます。
幸い女性が気づくところは見ませんでした。嫌いな人が見たら阿鼻叫喚の世界でしょう。
男どもは自分が小さいころ採って育てて遊んだアゲハチョウの芋虫を見て
昔、昔、虫採り網を持って野山を駆けめぐってたころを思い出してニヤつくのです。