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蒼天高く翔けらんと › りょこう › エジプト日記-アスワン編-3日目その2

2008年06月28日

エジプト日記-アスワン編-3日目その2

昨日のつづきです。
コム・オンボ神殿を出た我々はアスワンに向かいました。
アスワンで昼食後、まず、「切りかけのオベリスク」を見に行きました。
オベリスクっていうのは高さ30m程度の塔のことで、
最初はピラミッドに付属する太陽神のご神体だったそうなんですが
それが時代を経るにつれ、それのみが独立した存在になり、
ご神体となったそうです。

で、切りかけのオベリスクは花崗岩の石切場にあり、
どうもここからオベリスクを切りだそうとしたようですが、どうもその過程で
亀裂が入ってしまったようで、そのまま放り出された物です。

さて切りかけのオベリスクがある場所は石切場、と切りかけのオベリスク。
エジプト日記-アスワン編-3日目その2エジプト日記-アスワン編-3日目その2

バスを降りるとそこは灼熱地獄でした。
何せ岩しかないから照り返しがすごい!
さんさんと輝く太陽の光とその照り返し。
おそらく気温は50℃近くあったんじゃなかろうか。
立ってるだけでマジ立ちくらみ・・・人が来るところではない。
同じツアーの女性二人がバスで待ってた。そのほうがいいかも。

花崗岩はどうも菱マンガン鉱なのかな、ピンク色の鉱物が多く含まれている
花崗岩です。またたまに、玄武岩の岩脈が認められます。
こういうの見ると嬉しい。
エジプト日記-アスワン編-3日目その2

さて、次はハイライト、アスワンハイダムです。
ナセル大統領が行った国家事業です。
ダムの用途はナイル川の氾濫防止と電力事業。
ナセル大統領は西側諸国に建設の指導をお願いしようとしたらしいんですが
どうもそっぽを向かれたようで、ソ連に頼んだようです。
ソ連が快諾、そして建設に至りました。
堰堤高110m、堰堤長3km、淡水面積琵琶湖8個分というとてつもなくでかい
ロックフィルダムです。ロックフィルダムですよ、それが3km、尋常じゃない。
確かに川幅が広いからフィルダムしか対応できなかったろうけど
この尋常じゃない大きさは労力もすごかったことが簡単に想像できます。
とんでもないです。ホント感動ものです。ロックフィルダムですよ!

これがアスワンハイダム上流側。海じゃありません。川です。
エジプト日記-アスワン編-3日目その2
これがアスワンハイダム下流側。化粧石が綺麗です。
エジプト日記-アスワン編-3日目その2
アスワンハイダム、来た甲斐ありました。

でもアスワンハイダムができて様々な問題が発生しているらしいです。
ダムを造ったあと、川の中州が増えたこと、氾濫がなくなって洪水にならないから
土壌の塩分濃度が上昇してきて作物に影響を与えはじめたこと、などです。
でも、エジプト全土の20%の電力を供給するダム、ナイル川の氾濫が
なくなったなど良い面もたくさんあるのですが、これからは環境面が
問題になってきますね。

アスワンハイダムの後はヌビア砂漠に行って、砂をペットボトルに入れて
取ってきました。かなりきめの細かい綺麗な砂です。重いけど。
エジプト日記-アスワン編-3日目その2

ヌビア砂漠の後は香水店に行って香水瓶を見てきました。
ちょーたけー。写真は香水瓶を作ってる兄ちゃん。
エジプト日記-アスワン編-3日目その2

そんで、ホテルに行って、このホテルがまたすごいんだ。イシスホテル。
ナイル川の中洲に建ってるホテル。中洲すべてがホテルの土地。
もちろんプールあり。で、ホテルで夕飯食ってビール飲んで
昼間疲れてたので寝ました。というのも次の朝、3時半出発だったんで。
3時半ってすごいよね。半端じゃないよ。
エジプト日記-アスワン編-3日目その2

つづく


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